◇日本の眠りを大きく呼び覚ました黒船の到来◇
日本の国内の事だけを見ていても、特に幕末維新は理解出来ません。
その頃の西欧はどうであったのか?
日本が進んだ西欧の技術や文化を取り入れようと使節を送った頃には、もう既にロスチャイルド一族が力を握っていたのです。
そのロスチャイルド一族の歴史を辿るとナポレオンの時代に行き着きます。ナポレオンは1800年前後、フランスで活躍した将軍です。
それでは、ロスチャイルド一族がどのようにして、巨万の富を築いていったのか、とてもよく纏めて解説しているサイトがあったので、引用させて頂きます。
☆ナポレオンとロスチャイルドより以下、一部転載
ワーテルローの戦いは、ナポレオンが率いるフランス軍と、イギリス・オランダ プロイセンを中心としたヨーロッパ連合軍との戦いでした。
当時、ロスチャイルド家のネイサンはイギリスでロスチャイルド銀行を営んでい ました。ネイサンはロンドンの取引所で、ワーテルローの戦いの勝敗を、固唾を飲んで見守りました。
何故かというと、ナポレオン軍が勝つか負けるかで、イギリスの国債の価格が大 幅に変動することが予想されたからです。
どういうことか、詳しく説明しましょう。
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当時、ロンドン取引所では「ナポレオンが勝つ」と言った見方が大半でした。
何故なら、ワーテルローの戦いの前哨戦で、ナポレオンが勝利を収めていたからです。
しかし、実際の勝敗は誰も分かりません。
つまり、正確な情報を、誰よりも早く収集した人間が大儲けをすることができるのです。
ロンドン中の投資家は、その情報が来るのを、今か今かと待ちわびていたのです。
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そのような状況の中で、各地に情報網を持っていたネイサンに「ナポレオン敗北」の知らせが飛び込んできました。これはイギリス政府が知るより、1日早い情報だったのです。
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先ほど説明した通り、「ナポレオンの敗北」は「イギリス軍の勝利」であり、イギリス国債の価格は大幅アップが見込めます。
ネイサンは誰よりも早く、「ナポレオン敗北」の情報を手に入れたわけですから、今のうちにイギリス国債を買えば、儲けることができますよね。
しかし、ネイサンは、そうしなかったのです。
〆 〆 〆
ネイサンは取引所に行き、沈痛な顔をし、じっと黙っていました。 当時、既にネイサンは金融界では有名人でしたので、誰もが「ネイサンは何か知っているのではないか?」と勘ぐります。
そして、ネイサンは動きました。「イギリス国債の売り!」
取引所はどよめきました。
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その瞬間、ロンドン取引所では、イギリス国債の売り注文が殺到しました。
さらにネイサンは莫大な売り注文を入れます。
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投資家はパニックに陥り、イギリス国債は二束三文で叩き売られたのです。
その時です。ネイサンはただちに指示しました。
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そう、彼は二束三文で売られている国債を買い占めたのでした。
その後、取引所にも「ナポレオン敗北」のニュースが飛び込み、イギリス国債の価格は跳ね上がったのです。
それに伴い、ネイサンは莫大な富を得ました。
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以上、いかがだったでしょうか?
「正確な情報を、誰よりも早く収集すること」、これは非常に重要です。
しかし、「情報を入手した後、どんなアクションを取れるか」という方が、もっと重要であるということを、このエピソードは語っています。
私がネイサンならば、間違いなく、「ナポレオン敗北」の情報を得た瞬間に、「イギリス国債を買い」という指示を出していたでしょうね。そこが偉人と凡人との違いなのでしょうか。
みなさんなら、どういうアクション取りますか?
そういったことを考えて、後々に活かすのが、歴史の醍醐味ですね
転載終了
このワーテルローの戦い(1815年)で、ナポレオンの敗北をイギリス政府よりもに先に掴んだ彼等は、巧みな市場操作で世界の富の殆どを手に入れたなどともささやかれています。その一つがイングランド銀行株で、ほぼ100%手中に収めたとも云われているのです。
さらに、フランスでもフランス銀行株を持っているのは彼等、クリミヤ戦争では、イギリス、フランス、トルコ陣営に金銭の援助を行なっており、戦後はロシアにもお金を貸している。
ロスチャイルド一族は、国に対してお金を貸す程になって行ったのです。
1860年代には、ロスチャイルド家を筆頭とする国際資本家たちが、イギリスではイングランド銀行、フランスではフランス銀行、アメリカはFRBと、通貨発行権を持つ中央銀行を手に収めていたのです。
これ等の国々の中央銀行は、民間銀行です。
欧州各国のこうした背景の中に、日本の使節団が海を渡ったのです。 黒船来航から10年後の事です。
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日本の日本銀行も民間銀行です。
お札には日本銀行券と書かれています。又、千円札の裏を見れば、富士山が描かれていますが、
湖面に写っている姿は、富士山ではありません。その訳を知るにはやはり時代を遡って見ないわけにはいかないのです。
ロスチャイルド家に関して、更に詳しく書かれています。
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